患者さんからの質問
こんにちは。
今回は、ふだん患者さんからよく受ける質問とそれに対する答えをまとめてみました。
よろしければ、参考にしてください(*^_^*)
質問① 診察が終わったら吸入をするのはどうして?
A)吸入とは、上気道・下気道(鼻から肺)を含めた局所療法で、
耳鼻科の吸入では喉や鼻の粘膜に直接霧状のお薬を作用させることができます。
鼻かみや鼻水の吸引をしたあとに吸入すると、より効果的です。
質問② 妊婦さんでも吸入していいの?
A)局所に作用させるものなので、妊婦さんも安心して使うことができます。
質問③ 吸入が1番、2番と種類があるけど、変更になるのはどうして?
A)1番 → 抗生剤
2番 → 去痰剤(きょたんざい)
3番 → 抗アレルギー剤
となっています。
中耳炎の治療をしているお子さんで抗生剤が効きにくい菌が出た場合は
1番で吸入をしても抗生剤の効果が期待できません。
そのため、1番から2番へと変更になります。
2番のお薬には抗生剤ではなく去痰剤が使用されています。
中耳炎は鼻~耳の粘膜の炎症から起こるので鼻水や痰、耳だれなど分泌物を排泄させ、粘膜の修復を促す目的があります。
質問④ Y字管と紙コップ、どんな違いがあるの?
A)大人の場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎の治療をしている患者さんにはY字管を使って鼻腔や副鼻腔の粘膜にお薬が届くようにしています。
また、喉の症状がある患者さんには直接喉にお薬が届くように
紙コップを使って口から吸入してもらってます。
乳幼児の場合はすべて紙コップの吸入となっています。
質問⑤ 小児科での吸入と何が違うの?
A)小児科で行う吸入は、お薬が気管支や肺に届くよう粒子が細かくなっています。
気管支を広げて呼吸を楽にし、痰を出しやすくするようなお薬を使います。
耳鼻科では、お薬を鼻や喉に付着させるために粒子が粗くなっています。
診察で鼻水を吸引したあとに吸入するのは、粘膜から鼻水を取り除いた後の方がより効果的に作用させることができるからです。
以上になります。
他にも、気になっていることがあればお気軽にご相談ください☆
今回は、ふだん患者さんからよく受ける質問とそれに対する答えをまとめてみました。
よろしければ、参考にしてください(*^_^*)
質問① 診察が終わったら吸入をするのはどうして?
A)吸入とは、上気道・下気道(鼻から肺)を含めた局所療法で、
耳鼻科の吸入では喉や鼻の粘膜に直接霧状のお薬を作用させることができます。
鼻かみや鼻水の吸引をしたあとに吸入すると、より効果的です。
質問② 妊婦さんでも吸入していいの?
A)局所に作用させるものなので、妊婦さんも安心して使うことができます。
質問③ 吸入が1番、2番と種類があるけど、変更になるのはどうして?
A)1番 → 抗生剤
2番 → 去痰剤(きょたんざい)
3番 → 抗アレルギー剤
となっています。
中耳炎の治療をしているお子さんで抗生剤が効きにくい菌が出た場合は
1番で吸入をしても抗生剤の効果が期待できません。
そのため、1番から2番へと変更になります。
2番のお薬には抗生剤ではなく去痰剤が使用されています。
中耳炎は鼻~耳の粘膜の炎症から起こるので鼻水や痰、耳だれなど分泌物を排泄させ、粘膜の修復を促す目的があります。
質問④ Y字管と紙コップ、どんな違いがあるの?
A)大人の場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎の治療をしている患者さんにはY字管を使って鼻腔や副鼻腔の粘膜にお薬が届くようにしています。
また、喉の症状がある患者さんには直接喉にお薬が届くように
紙コップを使って口から吸入してもらってます。
乳幼児の場合はすべて紙コップの吸入となっています。
質問⑤ 小児科での吸入と何が違うの?
A)小児科で行う吸入は、お薬が気管支や肺に届くよう粒子が細かくなっています。
気管支を広げて呼吸を楽にし、痰を出しやすくするようなお薬を使います。
耳鼻科では、お薬を鼻や喉に付着させるために粒子が粗くなっています。
診察で鼻水を吸引したあとに吸入するのは、粘膜から鼻水を取り除いた後の方がより効果的に作用させることができるからです。
以上になります。
他にも、気になっていることがあればお気軽にご相談ください☆